2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「ドラえもん学」横山泰行 を読んだ感想

この本は、私にとって因縁の本です。 高校1年生の頃、この本を手にとって、読んでみて、つまらなくて、文字だけの本を読むことを諦めました。私に読書の挫折を味わわせた本です。 そんな本を今回は改めて読んでみました。 この本は、ドラえもん好きの著者が"…

「ドラえもん学」横山泰行 を久しぶりに手にとった

今回は書評ではなく思い出話です。 実はこの「ドラえもん学」は私が人生で初めて読んだ新書です。ドラえもん学 [ 横山泰行 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 756円 私の両親は全く本を読まない人間な…

「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」斎藤環 をひきこもりが読んでみた

ひきこもりの私が、ひきこもりの本を読んでみました。ひきこもりはなぜ「治る」のか? [ 斎藤環(精神科医) ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 734円 著者は精神科医で、私の知る限り、ひきこもり治…

ブログ日数47日目で合計アクセス数が1000を超えました

タイトル通り、合計アクセス数が1000を超えました。 アクセスしていただいた方々、ありがとうございます。 このブログは誰かの役に立つようなものではないと思いますが、見て頂ける方々がいるのはとても嬉しいです。改めて感謝します。ありがとうございます…

「反省させると犯罪者になります」岡本茂樹

とてもキャッチーなタイトルなので、中身が薄い本なのではないかと思われそうですが、全く違います。 この本は、安易に犯罪者に反省させることの危険性を説いた本です。 皆さんは、犯罪者に対して謝罪を要求すると思います。殺人、窃盗、薬物、性犯罪などの…

「「年収6割でも週休4日」という生き方」ビルトッテン

「「年収6割でも週休4日」という生き方」ビルトッテン 爽風上々さんのブログの書評で興味を持ったので、読んでみました。 sohujojo.hatenablog.com 表紙には、仕切りのない広いIT企業のオフィスに、鍬を持ち、長靴を履いた蝶ネクタイのアメリカ人のおじさん…

「パンダ外交」家永真幸 のまとめと感想

中国の限られた地帯にのみ生息するパンダ。そんなパンダが、世界に発見され、他国に贈られ、冷戦に巻き込まれ、日本にやってきて、外貨を稼ぐという本である。中国近現代史の研究者である著者が、パンダを通して中国の外交戦略について解説する。 気になった…

「「反原発」の不都合な真実」藤沢数希 のまとめと感想

これは、3.11以降の原発は絶対悪という世論に反論するために書かれた本です。テレビや一部の新聞社による、無闇に煽ったり、人々を怖がらせるといった、感情的な議論を不毛だと感じ、冷静に科学的に考えるためにこの本はつくられています。 まとめると 発電…

「目の見えない人は世界をどう見ているのか」伊藤亜沙

〈見えない〉ことは欠落ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること。 福岡伸一 本の始まりにはこんな言葉が書かれています。 この本は、視覚障害者やその関係者6人に対してインタビューやワークショップ、何気ないおしゃべりから、晴眼者である著者がとら…

ホームレスの本「TOKYO 0円ハウス 0円生活」坂口恭平 を読んだ感想

この本は、東京に住んでいるホームレスを取材した本である。 0円で家を建てて、0円でテレビを見ている。そんな鈴木さんの生活を密着取材している。 鈴木さんは美枝子さんと2人暮らし。著者が取材したとき2人は宴会をしていて、焼酎を飲みながらフライパンで…

まともな心理学の本「性格のパワー」村上宣寛 のまとめと感想

この本は、認知心理学の研究者である著者が執筆当時(2011年)の最先端の心理学研究の結果をまとめたものである。 ー人の性格に関する本は主観的、非科学的なものが多い。これは真実を記述した本が売れずに、利益を生む本が流通するためである。この本は、可…

「ドキュメント ひきこもり」池上正樹 を読んだひきこもりが感想を書きます。

著者は、15年以上ひきこもりの調査をしているジャーナリストで、「ダイヤモンド・オンライン」で「引きこもりするオトナたち」という連載をされています。 この本は、ひきこもり当事者のことが多く書いてあります。15年以上取材されているので、出会ってきた…

長生きしたけりゃ~ の本をまとめたら、衝撃の事実が発覚した

最近、長生きしたけりゃ~ というタイトルの本をよく見るようになりました。探してみると、34冊ありました。 これだけの数があれば、タイトルを読むだけで、長生きするための秘訣がわかるかもしれない、と思ってまとめてみました。 結論から言うと、 長生き…

「自殺の心理学」高橋祥友 のまとめと感想

この本は自殺する人・自殺をする可能性のある人の心理を解説したもので、一般の方々に自殺の危険とその予防についての正しい知識を持ってもらうために書かれている。 内容のまとめ (正確なデータはないが)少なく見積もっても自殺未遂者は自殺者の10倍いる …

「頑張って生きるのが嫌な人のための本」海猫沢めろん

軽い気持ちで読み始めた本ですが、内容はかなり重たいものでした。 最近はニートに関する本が増えていて、こんな生き方もあります、無理にサラリーマンとかしなくていいです、低収入でも幸せに生きていけます、とか書いてあリます。 この本も、そのジャンル…

安らかな心を手に入れるための本 「ワルの知恵本」門昌央

この本は2005年のベストセラー本ランキングで10位になった本だそうです。タイトルは「ワル知恵本」となっていますが、ワルい人間になるための本ではありません。むしろ、人間関係に悩んでいて辛い人が、安らかな心を手に入れるための本です。 真面目に生きて…

【在宅受験】ひきこもりでも取れる歯科助手の資格を比較してみた

【在宅受験】ひきこもりでも取れる歯科助手の資格を比較してみた 以前ひきこもりでも取れる資格を調べました。 数多くあった資格の中から、今回は歯科助手について詳しく調べてみました。 実は、歯科助手の資格は複数あります。国家資格ではなく、全て民間の…

会話のバイブル「頭がいい人、悪い人の話し方」樋口裕一 を読んだ感想

「頭がいい人、悪い人の話し方」(PHP新書)樋口裕一 この本は、知性のある喋り方、知性を感じられない喋り方について書いた本である。 著者は小学生から社会人までを対象にした小論文・作文の指導をしている。文章指導についてはプロであるが、会話には苦手…

ネイティブ広告ハンドブック2017の不毛なやりとり

私はひきこもりで無職で、暇です。 暇なので、Twitterを見ます。 Twitterは、ためになること、どうでもいいこと、たくさん流れてきます。 先日、Twitterで「ネイティブ広告ハンドブック2017」に関する議論が巻き起こっているのを見かけました。 「ネイティブ…

「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」二宮敦人 を読んだ感想

書評サイトHONZでオススメ本と評価されていたので読みました。本の帯を見ると、全国書店で売り上げ1位続出!と書いてあるので全国的にかなり売れているのだと思います。 読んでみた感想は、評判通り面白かったです。 本は、著者の奥様が藝大生という話から始…

ニートのための本「働かないアリに意義がある」長谷川英祐

「働かないアリに意義がある」(メディアファクトリー新書)長谷川英祐 この本は、ニート・無職を肯定する本です。 ただ、内容は人間の話ではなくアリの話です。 進化生物学者の長谷川英祐氏が、自身の研究を一般向けに解説した本です。 一般的にアリは働き…

ひきこもりがブログを書き始めてみて感じたこと

ひきこもりがブログを書き始めてみて感じたこと ブログを始めてみて、文章を書くことの大変さを感じています。 私がブログを書くときは、なんとなく1000文字程度書くことを目標としているのですが、これがなかなか大変です。 Wikipediaや書籍から引用を行っ…

「限界集落の真実」山下祐介 のまとめと感想

「限界集落の真実」(ちくま新書)山下祐介 一時期メディアで、「限界集落が危ない」とメディアが声高に叫んでいたのに、最近まったく聞かなくなった印象がありました。 限界集落は、本当のところどうなっているのか、気になったので読みました。 まとめると…

ひきこもりになってからぷよぷよにハマった

皆さんはぷよぷよを知ってますか? ぷよぷよは1991年にコンパイル社から発売されたゲームで、4つのブロックをくっつけて消すゲームです。現在はSEGAから「ぷよぷよテトリス」「ぷよぷよ!!クエスト」など様々なタイトルで発売されています。 私が初めてプレイ…

「10年後、生き残る理系の条件」竹内健 のまとめと感想

この本は、竹内健氏(中央大学教授 半導体メモリ・SSD・コンピュータシステム)の、エンジニア個人がどのように生き残っていくかを書いた本である。 気になった内容をまとめると、 世界で見ると半導体は成長産業である。 製造業では、人件費の高い日本はアジ…

「夜を乗り越える」又吉直樹 を読んだ感想

「火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹氏が、幼少期から読んできた数々の本を通して、なぜ本を読むのか、文学の何がおもしろいのか、人間とは何かについて考えた本です。 私は、「火花」を読んでいないので、「火花」に関しては全くわかりませんが、又吉直樹氏…

「イン ザ・ミソスープ」村上龍 を読んだ感想

この本が、2ちゃんのまとめサイトで、怖い小説として挙げられていたのを覚えています。なので、きっと怖いだろうと思いながら読みました。 そしたら怖かった。 グロテスクな表現が出てくるのは、主に後半の一部だけですが、最初から最後まで恐怖心のようなも…

「若者離れ」電通若者研究部 を読んだ感想

この本は、大人達に向けて若者を解説する本です。今の若者を理解していない人に対して、理解してもらうために書かれています。 まず、本では「社会の若者離れ」を指摘しています。若者が思い通りに動いてくれないのは、そもそも、大人達が若者を向いていない…

在宅受験できる資格一覧

在宅で取れる資格を探してみました。 探したところ、取れそうな資格が大量にありました。 ざっと並べてみます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 資格名 取得可能会社 医療系 歯科助手専門員 ヒューマンアカデミー 歯科助手技能認定 ニ…

「ゲノム編集とは何か」小林雅一 を読んだ感想

本書は、最近注目されている、クリスパー・キャス9(CRISPR-Cas9)というゲノム編集技術について書いたものである。 ゲノム編集とは、特定の遺伝子をピンポイントに操作することで、(聞き馴染みのある)遺伝子組み換えも、遺伝子の操作を行うが、特定の遺伝…