パソコンで電子書籍を読むのはきびしい

このまえ楽天koboで初めて電子書籍を買ったので、家にあるデスクトップPCで読んでみました。 1分で諦めました……。 読みにくい こんなに読みにくいとは思いませんでした。本の位置を変えられないことがこんなにつらいなんて……。電子書籍を読まれるときはデス…

「裸でも生きる」山口絵理子 を読んだ感想

著者はバッグを販売する経営者で 「フジサンケイ女性起業家支援プロジェクト2006」最優秀賞受賞、「Young Global Leaders 2008」選出、シュワブ財団「Social Entrepreneur of the Year in Japan 2011」日本代表受賞など数多くの賞を受賞されています。そんな…

「減速して自由に生きる」 高坂勝

著者は小さなバーを営む経営者で、緑の党の初代共同代表です。脱・経済成長のライフスタイル&ビジネススタイルの提案をしています。本は、緑の党の主張を説明している内容に感じました。なんとなく宗教っぽさを感じました。(宗教が悪いというわけではないで…

「だまされない女のつくり方」藤本シゲユキ

たまにはこんな本も読んでみました。 著者は、だまされない女のつくり方というサイトを運営していて、月間アクセス数100万PVを突破したそうです。(自然流入でそうなったのかお金で買ったのかは分かりません) 17〜29歳までギタリストをしていて活動していた…

大学生が読むべき本8冊+約30冊

私が大学時代に読んでためになった本を紹介します。ただし、これらの本を読んだからといって人生が良くなるとは限りません。私が身を持って体現しております。ご了承下さい(_ _) 気になった本があれば是非アフィリエイトを踏んで買って読んでいただければと…

「フェルマーの最終定理」サイモン・シン 青木薫 を読んだ感想

堀江貴文氏の「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った」でオススメされていたので読みました。 私は以前、テレビでフェルマーの最終定理を証明したアンドリュー・ワイルズのドキュメンタリーを見たことがあり…

「ランドセル俳人の五・七・五」小林凛

この本が出版されたのは、2013年4月18日です。著者の小林凜(本名は小林凜太郎)氏は当時小学6年生の11歳です。 著者は2001年の5月に944グラムの超低体重児で生まれました。小児科・眼科・脳外科へ通院し、年に1回はMRIの検査を受け、何度も入院しているそう…

「共生虫」村上龍

ツイッターでFFさんに教えてもらった本です。 中盤まで、この本は面白くないかもしれない……と思っていましたが、PHSが出てきたあたりから俄然面白くなりました。インターネットが、この本のテーマの1つになっています。 主人公のウエハラはひきこもりです。 …

ひきこもり小説「最後の家族」村上龍

この本は、ツイッターでFFさんに教えてもらった本です。 ひきこもりの私にとって、この小説はとても面白かったです。著者は村上龍ですが、読みやすい本だと思いました。段落のない文章が長々と続くようなものではなく、会話が多かったです。 主人公の内山秀…

つまらなかった本のまとめ 12冊

「書を捨てよ、町へ出よう」寺山修司 文章がポエムというか、なんだか読みづらかった。まったくリズムがつかめないまま読み終えてしまいました。私には、この本の独特の雰囲気は合いませんでした。世間的には評判のはず。 「ゴールデンスランバー」伊坂幸太…

「四畳半神話大系」森見登美彦

この本の著者は「夜は短し歩けよ乙女」で山本周五郎賞を受賞された森見登美彦氏です。 この小説は、4つの話にわかれています。 しかし、4つとも同じ話です。 ただし、4つとも完全に同じ話というわけではなく、登場人物と舞台が同じなだけで、ストーリー自体…

「誰もいない夜に咲く」桜木紫乃

ツイッターのTLで話題になっていたので、読みました。 この本は、7話の異なる作品が収録されている短編集になります。すべて北海道が舞台です。最初の作品だけ男性の主人公ですが、それ以外は女性の主人公となっています。 1話目「波に咲く」は、牧場で働く…

「教団X」中村文則 を読んだ感想

芥川賞作家又吉直樹氏が推薦していたので読んでみました。 Amazonのレビューで「性描写が多い」と書かれていますが、私もそう思いました。純文学に慣れていないからかもしれませんが、性描写の多さに少し戸惑いました。 本は面白かったです。 楢崎透は立花涼…

健康的な自殺「自死という生き方」須原一秀

健康な人間が生き方として自死(自殺)を選んだという本です。 著者は2006年4月に、自身の哲学的事業として自死を遂げています。(享年65歳) 私が本を読んだ限りでは、自死した著者はとても幸せそうです。人生に疲れたとか悲観的な理由ではなく、本人の意思で…

本当の自分はどこにいる? 「私とは何か「個人」から「分人」へ」平野啓一郎

この本は著者の分人という考え方について書かれた本です。 よく「本当の自分は~」とか「本当のあいつは~」とか「本当のあの子は~」という表現がコミュニケーションの中でよく現れると思いますが、「本当の自分をどう考えるか」というのがこの本のテーマに…

「99.9%は仮説」竹内薫 を読んだ感想

竹内薫氏はサイエンスライターで、NHKのサイエンスZEROなどに出演されています。サイエンスライターの中で、1番テレビに出ている方だと思います。 本の内容は、思い込み、常識、先入観、固定観念を科学の基本によって無くそう、というものです。科学は仮説に…

「ドラえもん学」横山泰行 を読んだ感想

この本は、私にとって因縁の本です。 高校1年生の頃、この本を手にとって、読んでみて、つまらなくて、文字だけの本を読むことを諦めました。私に読書の挫折を味わわせた本です。 そんな本を今回は改めて読んでみました。 この本は、ドラえもん好きの著者が"…

「ひきこもりはなぜ「治る」のか?」斎藤環 をひきこもりが読んでみた

ひきこもりの私が、ひきこもりの本を読んでみました。ひきこもりはなぜ「治る」のか? [ 斎藤環(精神科医) ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 734円 著者は精神科医で、私の知る限り、ひきこもり治…

「反省させると犯罪者になります」岡本茂樹

とてもキャッチーなタイトルなので、中身が薄い本なのではないかと思われそうですが、全く違います。 この本は、安易に犯罪者に反省させることの危険性を説いた本です。 皆さんは、犯罪者に対して謝罪を要求すると思います。殺人、窃盗、薬物、性犯罪などの…

「「年収6割でも週休4日」という生き方」ビルトッテン

「「年収6割でも週休4日」という生き方」ビルトッテン 爽風上々さんのブログの書評で興味を持ったので、読んでみました。 sohujojo.hatenablog.com 表紙には、仕切りのない広いIT企業のオフィスに、鍬を持ち、長靴を履いた蝶ネクタイのアメリカ人のおじさん…

「パンダ外交」家永真幸 のまとめと感想

中国の限られた地帯にのみ生息するパンダ。そんなパンダが、世界に発見され、他国に贈られ、冷戦に巻き込まれ、日本にやってきて、外貨を稼ぐという本である。中国近現代史の研究者である著者が、パンダを通して中国の外交戦略について解説する。 気になった…

「「反原発」の不都合な真実」藤沢数希 のまとめと感想

これは、3.11以降の原発は絶対悪という世論に反論するために書かれた本です。テレビや一部の新聞社による、無闇に煽ったり、人々を怖がらせるといった、感情的な議論を不毛だと感じ、冷静に科学的に考えるためにこの本はつくられています。 まとめると 発電…

「目の見えない人は世界をどう見ているのか」伊藤亜沙

〈見えない〉ことは欠落ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること。 福岡伸一 本の始まりにはこんな言葉が書かれています。 この本は、視覚障害者やその関係者6人に対してインタビューやワークショップ、何気ないおしゃべりから、晴眼者である著者がとら…

ホームレスの本「TOKYO 0円ハウス 0円生活」坂口恭平 を読んだ感想

この本は、東京に住んでいるホームレスを取材した本である。 0円で家を建てて、0円でテレビを見ている。そんな鈴木さんの生活を密着取材している。 鈴木さんは美枝子さんと2人暮らし。著者が取材したとき2人は宴会をしていて、焼酎を飲みながらフライパンで…

まともな心理学の本「性格のパワー」村上宣寛 のまとめと感想

この本は、認知心理学の研究者である著者が執筆当時(2011年)の最先端の心理学研究の結果をまとめたものである。 ー人の性格に関する本は主観的、非科学的なものが多い。これは真実を記述した本が売れずに、利益を生む本が流通するためである。この本は、可…

「ドキュメント ひきこもり」池上正樹 を読んだひきこもりが感想を書きます。

著者は、15年以上ひきこもりの調査をしているジャーナリストで、「ダイヤモンド・オンライン」で「引きこもりするオトナたち」という連載をされています。 この本は、ひきこもり当事者のことが多く書いてあります。15年以上取材されているので、出会ってきた…

長生きしたけりゃ~ の本をまとめたら、衝撃の事実が発覚した

最近、長生きしたけりゃ~ というタイトルの本をよく見るようになりました。探してみると、34冊ありました。 これだけの数があれば、タイトルを読むだけで、長生きするための秘訣がわかるかもしれない、と思ってまとめてみました。 結論から言うと、 長生き…

「自殺の心理学」高橋祥友 のまとめと感想

この本は自殺する人・自殺をする可能性のある人の心理を解説したもので、一般の方々に自殺の危険とその予防についての正しい知識を持ってもらうために書かれている。 内容のまとめ (正確なデータはないが)少なく見積もっても自殺未遂者は自殺者の10倍いる …

「頑張って生きるのが嫌な人のための本」海猫沢めろん

軽い気持ちで読み始めた本ですが、内容はかなり重たいものでした。 最近はニートに関する本が増えていて、こんな生き方もあります、無理にサラリーマンとかしなくていいです、低収入でも幸せに生きていけます、とか書いてあリます。 この本も、そのジャンル…

安らかな心を手に入れるための本 「ワルの知恵本」門昌央

この本は2005年のベストセラー本ランキングで10位になった本だそうです。タイトルは「ワル知恵本」となっていますが、ワルい人間になるための本ではありません。むしろ、人間関係に悩んでいて辛い人が、安らかな心を手に入れるための本です。 真面目に生きて…