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ゲームプランナー集中講座 ゲーム作りはテンポが9割(SBクリエイティブ)吉沢 秀雄

とても参考になる本でした。 引用と感想 アイデアを考えた時は、そのアイデアをプレイしている時のことを頭の中に思い浮かべて検証するわけですが、この時重要なのは「動画で考える」ってことです。(略)自分が遊んでいるとどんな気持ちになるのかを想像す…

個人的 朝井リョウ小説ランキング

朝井リョウ氏の小説を勝手に順位付けしました。 1位 何者 現代の大学生の就活を描いた直木賞受賞作品です。1番好きです。 だから、俺は絶対に言ってやらない。 2位 もういちど生まれる 5人の若者を描いた短編集です。個人的にかなり好きな作品でした。気持ち…

なぜ人はゲームにハマるのか(SBクリエイティブ)渡辺 修司 中村 彰憲

引用と感想 ゲームの定義は技術によって変化する。 ゲームを定義することは難しいことのようです。さやわか氏は著作「僕たちのゲーム史」の中で、ゲームとは「ボタンを押すと反応するもの」という定義をしていました。これも、必ずしも正しい定義ではないの…

火花 (文春文庫)又吉直樹

面白かったです。 商品の説明売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。Amazonより引用 感想(微妙にネタバレあり) 私は純文学をあ…

「地下室の手記」(光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー 安岡 治子

言うまでもなく、友人たちとの親交は長続きしなかった。あっという間に仲違いし、若気の至りでまるで絶好でもしたように連中に挨拶することさえ止めてしまった。もっとも、そんなことは、たった一度きりのことだったのだが。そもそも俺は、いつも一人ぼっち…

「イデオロギーの崇高な対象」(河出文庫)スラヴォイ・ジジェク 鈴木昌

気になったところを勝手に引用します。 われわれは、根源的解決をめざすという意味では「根源的」であってはならない。われわれはつねに借り物の時間の中で隙間に生きているのであり、すべての解決は暫定的・一時的であり、いわば根源的不可能性を先延ばしし…

「人生に生きる価値はない」(新潮文庫)中島義道

引用と感想 職場における人間関係で悩む人でも、気の置けない友人の二人や三人はいるであろう。それさえいない人、世の中の誰ともうまくやって行けない人は、むしろ「才能」なのだから、それを伸ばすべきではないか。普遍的に人が嫌いなら、懸命に一人で生活…

「微分と積分 微分」kindle版(科学雑誌Newton)

この電子書籍は,2016年5月に発行されたニュートン別冊『微分と積分 増補改訂版』の一部を電子版にしたものです。 微分の基本的な概念を学ぶことができます。 微分積分を発明したニュートンの生涯、放物運動を上方向と横方向に分けることを考えたガリレオの…

「ニートがひらく幸福社会ニッポン」(明石書店)二神能基

面白かったです。 著者は、ニュースタート事務局というニート支援のNPO法人の代表です。この本は活動の中で出会ってきた若者の姿をまとめたものです。 まとめと感想 上昇志向も物欲もないニートこそが、21世紀に順応した進化した価値観を持っている。ニート…

「現代語訳 般若心経」(ちくま新書)玄侑宗久

ちなみに日本では、「般若」というとあの角の生えたお面を想いだす方も多いかと思うが、あれは女性の嫉妬の究極を表したお面で智慧とは何の関係もない。ただあのお面を得意とした彫り師が般若坊という名前であったため、「般若のお面」と呼ばれたに過ぎない…

「MAKERS」(NHK出版)クリス・アンダーソン 関美和

気になったところをまとめます 昔は発明家とされていたような人間が、今は起業家になる時代に変わった。 ゼロから発明しなくても、他者の成果の上に自分の成果を積み重ねることで、数十年かかることを数ヶ月で成し遂げられる。 特許を取るかわりに設計図をオ…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その17

人間が世の中を渡っていくようすを見てみると、自分で思っているよりも案外悪いことをし、自分で思っているよりも案外愚かなことをし、自分で目指しているよりも案外成功しないものである。176p ネガティブのすすめ これくらいの心構えで生きていくほうが楽…

「夜は短し歩けよ乙女」(角川文庫)森見登美彦

Kindleでセールをしていたので買いました。アニメ化されるということで、今話題になっているようです。 あらすじ 後輩である少女に恋をしている「私」は、彼女という城の外堀を埋めるべく日々彼女を追い掛け、なるべくその目に留まろうとしている。しかしそ…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その16

元来、人間の本性というものは付き合いを好むものだが、習慣によっては、かえってこれを嫌うようにもなる。世に奇人変人として、わざわざ辺鄙なところに住んで、世の中との交際を避ける者がいる。これを隠者という。あるいは、真の隠者ではなくても、世間の…

「限りなく完璧に近い人々」(角川書店)マイケル・ブース 黒田眞知

地球上で最も幸福で、誰よりも信頼できる、成功している人たちが目の前にいたら、どこかしら欠点があるに違いないと、X線にかけてヒビ割れを見つけようとあら探ししたくなるのが人間の性というものだ。それは、私がこの本の全編を通して抑えきれなかったかも…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その15

また、誹謗と批判とは、非常に区別しがたい。他人に難癖をつけるのを、誹謗と言い、他人の迷いを晴らし、自分が正しいと思っていることを主張するのが批判ということになってはいる。164p これですね。 https://togetter.com/li/958541 しかし、絶対の真実が…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その14

なお、このほかに、本を読まなくてはならない。本を書かなくてはならない。人と議論しなくてはならない。人に向かって、自分の考えを説明しなくてはならない。これらの方法を使い尽くして、はじめて学問をやっている人といえるのだ。 すなわち、観察し、推理…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その13

演説をすると、その内容の重要さはひとまずおき、口頭でしゃべるということ自体に、おのずからおもしろみが出てくる。たとえば、文章にすればたいして意味がないようなものでも、口で言葉にすれば、理解もしやすく、人の心を動かすものがあるのだ。古今に高…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その12

生計を立てるのが困難である、とは言っても、よくよく一家のことを考えれば、早く金を稼いで小さなところで満足するよりも、苦労して倹約し、大成するときを待ったほうがよいのだ。 学問をするならおおいに学問をするべきである。農民ならば、大農民になれ。…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その11

むかしは、世の中の物事は古いしきたりに縛られて、志のある人間であっても、望みに値する目的がなかった。しかし、いまは違う。古い制限が一掃されてからは、まるで学者のために新世界が開かれたかのように、日本中で活躍の場にならないところはない。農民…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その10

学校に入って勉強する費用は、一年間で百円にすぎない。三年間で三百円の資本を使い、それで一月五十円から七十円の利益を得るというのが、洋学を学ぶ学生の商売である。耳学問だけで役人になるものは、この三百円の資本金も要らないのだから、月給はまるま…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その9

だから、人として自分で衣食住を得るのは何も難しいことではないのだ。これができたからといって、別にいばるほどのことではない。 もちろん、独立して生活するのは、人間にとって重要なことであり、「自分の汗で飯を食え」とは、古人の教えではあるけども、…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その8

人民も政府もそれぞれの役割を果たして仲良くやっているときは申し分ないが、そうではなくなって、政府がその役割を逸脱して暴政を行うこともある。その場合、人民がとるべき行動は以下の3つのみである。 すなわち、信念を曲げて政府にしたがうか、力をもっ…

「失われた名前」(駒草出版)マリーナ・チャップマン 宝木多万紀

サルとともに生きた少女のノンフィクション本です。 あらすじ 主人公のマリーナ・チャップマンは5歳の頃コロンビアのジャングルに置き去りにされました。まわりに人間はいない。木と草と動物だけの世界。 一人で生きていくことのできない少女は、サルのまね…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その7

他人が自分の権理を侵害するのが嫌ならば、自分もまた他人の権理を侵害してはならない。自分が楽しいと思うことは、他人もまたそれを楽しいと思うのだから、他人の楽しみを奪って、自分の楽しみを増すようなことはしてはいけない。他人の物を盗んで、自分の…

「自殺のない社会へ」(有斐閣)澤田康幸 上田路子 松林哲也

第56回日経・経済図書文化賞を受賞した本です。 気になったところを勝手にまとめます。 『今昔物語集』に収められている「御読経の僧が平茸にあたる話」は自殺の経済的インセンティブにかかわる説話になっている。 僧が平茸にあたって亡くなってしまったとこ…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その6

したがって、国民が政府にしたがうのは、政府が作った法を破るのではなく、自分たちが作った法を破るということなのた。その法を破って刑罰を受けるのは、政府に罰せられたのではなく、自分たちで定めた法によって罰せられたのだ。77p これ自体に異論はない…

「道徳感情はなぜ人を誤らせるのか」(洋泉社)官賀江留郎

道徳感情はなぜ人を誤らせるのかというタイトルですが、中身の大半は冤罪事件について書かれています。 正直な感想を言うと、なぜこんなタイトルにしたのか疑問です。 この本はあとがきを含めて525ページありますが、道徳感情が人を誤らせることについて解説…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その5

この『学問のすすめ』という本は、もともと民間の読み物、あるいは小学校で使う本として書いたものなので、初編から第二編、第三編のあたりまでは、なるべく簡単な言葉を使い、文章を読みやすくすることを中心に考えていたが、第四編となって、少し文体を変…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その4

たとえば、いまの新聞や、あちこちで出される政府への書状や意見書などもその一例だ。出版についての条例は、非常に厳しいというわけではないのに、新聞を見れば、政府の機嫌を損ねるようなことには全然触れない。それどころか、政府が何かちょっといいこと…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その3

一般的に、アメリカ、ヨーロッパの諸国は、豊かで強く、アジアとアフリカの諸国は貧しくて弱い。この貧富、強弱は国の現実のあり方であって、もちろん同じというわけにはいかない。なのに、ここで自分の国が豊かで強いからといって、貧しく弱い国に対して無…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その2

殿様の物好きで建築をしたり、役人の勝手で必要もないことをやったりする。無駄に金を使って必要な金が不足したなら、いろいろ理由をつけて年貢を増やし、これを「御国恩に報いる」と言ったりしていた。(略)たしかに、このように心配もなく生活しているの…

「現代語訳 学問のすすめ」(ちくま新書)福澤諭吉 齋藤孝 を読んだ感想その1

この本は有名な学問のすすめを現代語訳したものです。 訳者は、人間の能力を遥かに超えた早さで本を出版されていることで有名な齋藤孝先生です。テレビでもよく見かけます。 齋藤孝先生のことはきらいではないですし、実際にこの本を執筆されていなくてもか…

「文明としての江戸システム」(講談社学術文庫)鬼頭宏

気になったところを勝手にまとめます。 近世の統治制度を特徴づける反駁体制は、全国的な市場経済のネットワークの存在を前提にして成り立つ制度でもあった。 徳川文明、あるいは文明としての江戸システムは、湿潤な温帯の緑豊かな列島に展開した、土地に依…

「空想世界構築教典 増補改訂完全版」(洋泉社)宮永忠将

分厚い…!約600ページあります。 この本はファンタジーの辞書です。ファンタジーについての基礎知識を学ぶことができます。 本の目次序章 トールキンの世界構築の章第1章 空想世界の骨組み 第2章 物語の舞台の決定 第3章 宗教・神話の決定 第4章 国家・政治…

「爆発的進化論」(新潮新書)更科功

読みやすい本でした。 爬虫類は哺乳類の祖先ではない。ただし爬虫類と哺乳類は、進化的に「兄弟」のような関係で、共通の祖先(初期の有羊膜類)がいた。その共通祖先は、おそらくあごで音を聞いていたと考えられている。 あごで音を聞いていたというのは面…

「自殺の歴史社会学」(青弓社)貞包英之 元森絵理子 野上元

気になったところを勝手にまとめます。 1900年の初め頃「厭世」という曖昧だが本人の内在的な意思を原因とみられる自殺が、藤村操の模倣という枠を離れ、急増していった。 50年代には「病苦」を抜き、一時的ではあるが「厭世」は自殺動機の1位にまで上り詰め…

「誰も調べなかった日本文化史」(ちくま文庫)パオロマッツァリーノ

気になったところを勝手にまとめます。 もしその人に誠意があるならば、「誠意があるか。」と問うことは、その人に対して非礼である。 もしその人に誠意がないならば、「誠意があるか。」と問うことは、その人に対して全く無意味である。 自分に対して土下座…

忙しい人のための「ゲンロン4」東浩紀

「ゲンロン4」は分量が多いので、短くまとめてみました。 リベラルは再起動するのか院外の戦いを選挙で院内へ持ち込む政治家は時間をかけて育てるもの政策ではなく人で選ぶ 批評という病病を抱えたこの国では、批評という病に罹っている人こそ正確な洞察を持…

「歯はみがいてはいけない」(講談社プラスα新書)森昭

気になったところを勝手にまとめます。 歯磨きの本来の目的は、"食べかすをとる"ことではなく、"歯垢をとる"こと。これをplaque control(プラークコントロール)という。 口の清掃状態が悪いと、必ず全身病を引き起こす 「歯」がなくなると寝たきりになる確率…

「死にカタログ」(大和書房)寄藤文平

様々な死について書かれた本です。 "死のカタチ""死のタイミング""死のものがたり"など、世の中には様々な死があることがわかります。 重たい内容ではなく、著者のブロックのような絵で、穏やかに死が描かれています。 どうして、みんなそうなんだろうか。テ…

世界「比較貧困学」入門(PHP新書)石井光太

とても読みやすくてわかりやすい本でした。 世界には2種類の貧困があります。"絶対貧困"と"相対貧困"です。 絶対貧困とは「1日2.5ドル以下の暮らし」をしていることで、世界で12億人いるとされています。 相対貧困とは「等価可処分所得(1世帯の可処分所得を…

「僕たちのゲーム史」(星海社新書)さやわか

スーパーマリオはアクションゲームではない 第一章からおもしろいタイトルがつけられています。著者によるとスーパーマリオはアクションゲームではなく、アドベンチャーゲームだそうです。実際、付属しているマニュアルにもファンタスティックアドベンチャー…

「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)岸見一郎 古賀史健

100万部をこえるベストセラーになっている本です。フジテレビでドラマ化もされます。(マジか…)www.fujitv.co.jp 気になったところを勝手に引用します。 われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰…

「殺人犯はそこにいる」(新潮社)清水潔

これは"北関東連続幼女誘拐殺人事件"を追ったジャーナリストの本です。 本はとても面白かったです。内容はノンフィクションなのですが、まるで小説を読んでいるかのようなストーリーでした。圧倒されました。 特に、隣接する警察のほとんどは仲が悪い。県境…

「強いられる死」(角川学芸出版)斎藤貴男

この本は、自殺未遂した方や自死遺族の方をインタビューした記事をまとめたものになります。自殺について書かれた本というより、雑誌に書かれた記事を改めてまとめたものという印象でした。 本を読んでいて気づいたのは、私が"経営者が自殺する"ことに対して…

「つくられる偽りの記憶」(化学同人)越智啓太

おもしろい本でした。人がフォールスメモリー(偽りの記憶)をつくり出す現象を、様々な心理学の実験から論じた内容でした。 気になったところを勝手に引用します。 アメリカのイノセンスプロジェクトという、"DNA鑑定を行って真犯人を確かめる調査"によると、…

2016年にブログに書いた本を適当にまとめる

2016年の終わりに、読んだ本を適当にまとめてみようと思います。 gowalk.hatenablog.com 「ニートの歩き方」(技術評論社)pha はブログで最初に紹介した本になります。京都大学へ進学しても、ニートになる人もいる。生きづらさを感じている人を励ましてくれ…

「美の構成学 バウハウスからフラクタルまで」(中公文庫)三井秀樹

著者は大学で「構成学」を教えている先生です。 「構成学」とは、あまねく造形に共通する原理で、ファッションセンス、インテリアコーディネートなど、身近な生活の美の基準を説く研究領域のことらしいです。 気になったところを勝手にまとめます。 ヨハネス…

「わかりやすい文章を書く全技術100」(クールメディア出版)大久保進

kindleで99円だったので買ってみました。 参考になった部分を勝手に引用します。 修飾の順序には、「大状況から小状況」と言われるルールがあります。大きな出来事を説明している修飾語を前に、小さな出来事を説明している修飾語を後に。重要な内容を前に、…
















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