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ニートのための本「働かないアリに意義がある」長谷川英祐

「働かないアリに意義がある」(メディアファクトリー新書)長谷川英祐


この本は、ニート・無職を肯定する本です。


ただ、内容は人間の話ではなくアリの話です。


進化生物学者の長谷川英祐氏が、自身の研究を一般向けに解説した本です。




一般的にアリは働き者として知られています。公園に行くと、たくさんのアリたちが地上を歩き回ってエサを探しています。とても働き者に見えます。しかし、ほとんどのアリは巣の中にいます。地上にいるアリの何十倍ものアリが地下にいます。


アリは飛ばないため、巣をまるごと飼育して観察する、という研究が昔から行われています。そういった研究により、巣の中の7割ほどの働きアリが何もしていないことが実証されました。これは、働くことに疲れたからちょっと休憩している、というものではなく、ずーっと働きません。


著者が研究を行ったシワクシケアリでは、1ヶ月間観察しても、労働という労働をしない働きアリが2割確認できたそうです。


自分の体を舐めたり、目的もなく歩いたり、ぼーっとして動かないなど、労働とは無関係のことばかりします。




ニートと同じですね。(自分の体を舐めたりはしないけど)




しかし、働きアリは好んで働いていないのではなく、働きたいけど、にぶすぎて仕事にありつけない個体だそうです。



さらに、人間の社会学で「2:8の法則」とか「パレートの法則」と呼ばれている、働くものだけを取り出しても一部は働かなくなる、という現象は、アリの世界において確実に実在する現象だそうです。


アリによって仕事に対する反応閾値が異なり(個体によって仕事に対するモチベーションが異なり)働く者と働かない者が発生する。


重要なのは、働かないアリとは、社会の利益にただ乗りし、自分の利益だけを追求する裏切り者ではなく、「働きたいのに働けない」存在であるということです。本当は有能なのに先を越されてしまうため活躍できない、シミュレーションはそういう結果を示しており、これが、「働かない働きアリ」が存在する理由だと考えています。


働かないアリにも存在意義があり、不必要な存在でないということです。



実は、働かないアリが働き始めることがあります。それは、巣が危険な状態になったときです。危険な状態では、人手が足りないので、働いていないアリが働くことで危機を回避することができます。


もし、働いていないアリがいなかった場合、労働力が足りなくなり、巣は死滅してしまいます。働かないアリは突然の事態に対応するための救援要因なのです。





私は、ニートは必要な存在だと思っています。効率性を重視するだけの社会では、組織はすぐに壊滅してしまって、立ち行かなくなると思います。


働かない人がいるからこそ、社会が多様化して、発展していくのだと信じています。


本では、一生働かないアリも一部存在すると書かれていました。


人間の世界にもそういう人はいるのでしょうか。仮にいるとしたら、逆に尊敬します。


そういう人が社会のクズ・ゴミのような存在であることは否定しません。


しかし、そういう人の存在は肯定します。


どんな人でも、役に立っていない人はいないと思います。


働かない人と働く人、全員で社会をつくっているのだと思います。


働く人が素晴らしいという考えはその通りだと思いますが、働かない人の存在も肯定してくれる社会であってほしいです。



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