「歯はみがいてはいけない」(講談社プラスα新書)森昭


気になったところを勝手にまとめます。

  • 歯磨きの本来の目的は、"食べかすをとる"ことではなく、"歯垢をとる"こと。これをplaque control(プラークコントロール)という。
  • 口の清掃状態が悪いと、必ず全身病を引き起こす
  • 「歯」がなくなると寝たきりになる確率が高くなる
  • 日本人は口臭がきつい
  • 本来、歯磨剤はよほどのことがない限り、なくても問題はない。天然の歯磨剤である唾液があるから。
  • 諸外国では飲食後に唾液を出すため・口臭予防に「ガム」を噛む
  • 食前食後に「舌回し」するべき
  • 朝起きてすぐ水を飲むのはよくない。きれいにしたあとで飲むべき。
  • 音波歯ブラシが良い。毛先を歯と歯茎の境目に優しく当てて1カ所およそ5秒
  • "ラウリル硫酸ナトリウム"は百害あって一利なし
  • 一度虫歯になって穴が開いた歯が、治ることはない
  • 患者さんは、保険で十分な治療が受けられると思っている。ところが、歯科医師は、保険の診療単価では、薄利多売、体力勝負だと思っている。



本のタイトルを検索してみたら、"食後すぐに歯をみがいてはいけない"という意見に反論している記事がありました。
「歯を磨いてはいけない」は本当なのか 歯科医が回答│NEWSポストセブン




本当のところはどちらが正しいのかわかりません。まあ、科学はそのときそのときで正しいことが変わるので、気になる人は磨けばいいし、気にならない人は磨かなければいいのではないでしょうか。とりあえず、寝る前に歯を磨くのは必須だそうです。私も夜は必ず磨きます。(元気がないときを除く)




歯の健康を気遣う方は、食前食後に"歯に信頼マーク®の商品"を嗜むとよろしいかと思います。一般的なガムは糖分が入っているので、歯の健康には逆効果になります。(利権とかいいだしたらきりがない)

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本の後半は、スウェーデンの医療制度を例にあげて、日本の医療制度の批判をしていました。もちろんスウェーデンの医療制度は素晴らしいと思いますが、文化的な背景も違うので、そう簡単にはいかないだろうと思います。




私も定期的に歯医者さんに検診に行きたいとは思っているのですが、なかなか外出するのが難しいので、まだまだ先になりそうです。



歯は大切にしたいですね。